2020.03.31

英語のコンテンツマーケティング——エージェンシーの選び方

Yuichi Ishino

ステージに応じた海外向けコンテンツマーケティング戦略

英語のコンテンツマーケティングと一言に言っても、企業のステージや状況によってその施策は様々です。例えば、これから海外進出をしていく企業にとって、ウェブサイトの英語化は喫緊の課題となります。あるいは、海外への認知を広げたいブランドにとって、マーケティング上、英語のソーシャルアカウント開設は有効な施策だと言えます。また、すでに海外でビジネスを展開されているグローバル事業社には、ブログコンテンツを充実させるSEO戦略の採用もおすすめです。

<参考>「英語のコンテンツマーケティング」についての詳細記事

海外市場で成功する英語のコンテンツマーケティング

このように各企業がそれぞれの課題を持ち、コンテンツマーケティングの実施を検討されているかと思いますが、そのパートナーとなるエージェンシーはどのような指標のもとに選ぶのがいいでしょうか。以下に3つのポイントをまとめました。

日英バイリンガルや英語ネイティブを入れたチーム編成(ポイント①)

英語のコンテンツマーケティングを実施するにあたり、エージェンシーにまず求められるのが、バイリンガルやネイティブを加えた柔軟なチーム編成です。当然のことながら、記事作成や編集など、クリエイティブ部門では、必ずローカルの言語、文化、市場を理解するスタッフが作業しなければなりません。一方、それ以外はバイリンガルやネイティブでなくてもいいかというと、そういうわけでもありません。例えば取引先が外資系企業で、決裁権者が英語ネイティブの場合は、英語でのプレゼンを希望されることがままあります。こうした時は、エージェンシーの窓口となる営業担当者は、バイリンガルもしくはネイティブでなければ務まりません。このように、クライアントのニーズに応じてバイリンガル対応ができるかどうかはエージェンシーを選ぶ上で大きな指標としていいと考えます。

編集・ディレクターには日英バイリンガルの専門職(ポイント②)

クライアントとクリエイティブ部門の橋渡しをする編集やディレクターにはバイリンガルのスタッフが最適です。クライアントの要望を日本語で理解し、それをネイティブのライターやクリエイターに的確に指示ができるかどうか。プロジェクトの成否を握る、極めて重要なポジションだと言えます。また、この「橋渡し」の人材には、日本でのブランド・コンテクストとローカル市場の現状をバランスよく分析できる能力も求められます。伴走するエージェンシーにこのような人材がいるか、ぜひ見極めてください。

マーケティングとクリエイティブには英語ネイティブの専門職(ポイント③)

上記で述べた通り、クリエイティブのプロセスでは、ネイティブによる作業が絶対です。ライター、デザイナー、マーケター、すべての人材がローカルの言語、文化、市場に精通している必要があります。コンテンツ制作において専門性(プロフェッショナリズム)を無視することはできません。最終的にローカルの消費者に届けられるコンテンツこそがプロジェクトのすべてです。エージェンシーとして、日本ではなくローカルにクリエイティブチームを持っていたり、提携会社があるところを選ぶことをおすすめします。

海外向けのコンテンツマーケティングでは、エージェンシーの選択がプロジェクトの成否を握ると言っても過言ではありません。以上、3つのポイントを参考に、自社に合った伴走パートナーを見つけてください。

Writer

Yuichi Ishino

Managing Director

CONTACT US

Don’t hesitate
to get in touch.