<事例紹介>インバウンド回復に向け、英語のSEOと広告運用で一歩先の施策を
写真提供:ホテル椿山荘東京
ホテル椿山荘東京(観光業)
<英語・日本語SEO記事作成/広告運用>
東京の都心にあるとは思えないほど、静かで落ち着いた環境を有する「ホテル椿山荘東京」。都内ではじめて本格的なアフタヌーンティーを提供したともいわれており、敷地内に広がる森のように広大な庭園では、四季折々に姿を変える豊かな自然を楽しむことができます。
日本国内はもちろん、海外から訪れるゲストも多く、TAMLOをお選びいただいたのもインバウンド向けのコンテンツ戦略に課題を感じておられたからとのこと。今回は、ホテル椿山荘東京でマーケティング支配人を務める眞田あゆみさんをはじめとするご担当者の皆さまに、TAMLOのサービスを導入していただいた背景や実感しておられる効果、今後の展望についておうかがいしました。
お話をうかがった方
- 眞田あゆみさん マーケティング支配人
- 武村美紀さん マーケティング部門 商品造成課長
- 島村香子さん マーケティング部門 商品造成課チーフマネージャー
- 西山美和さん マーケティング部門 営業企画課担当課長
導入いただいているサービス
- 英語記事のSEO対策
- 海外向け広告運用
- 英語プレスリリースの作成
- 日本語SEO記事の作成
導入前のワークショップが、ホテルの潜在的な課題を引き出すきっかけに
ーーTAMLOにご興味を持たれた経緯についてお聞かせください。
眞田さん きっかけは、2019年の11月にTAMLOさんが共同開催された、海外向けのデジタルマーケティングセミナーです。ちょうどウェブサイトをリニューアルしたばかりで、英語コンテンツのSEO対策もしっかり行っていかなければと思っていたところでした。
海外向けPRについては、ニューヨークのパートナーと一緒にプレスリリースを出したり、インフルエンサーの方をお招きしたりといった施策を定期的に行っていたんです。けれど、どこか海にお塩をまいているような感覚で、手ごたえをどう実感すればいいのか模索していた時期でもありました。TAMLOさんのお話をうかがうなかで、英語を含めたSEO施策に強いことを知り、興味を持ちました。
ーーサービスの導入にあたっては、何が決め手となったのでしょうか?
眞田さん 海外事情に精通した企業を探していましたので、東京だけではなくロンドンにも拠点があるのは大きかったと思います。あとは、最初にかなりディープなヒアリングをしていただいたんですね。その際に、私たちがどんなことに愛情を注いでいるのかを理解しようとしてくださっているのを感じましたし、その姿勢が印象的でした。
ーーTAMLOでは、お客さまと一緒に戦略を構築するために、まずはヒアリングを兼ねたワークショップを行うようにしています。
眞田さん 各部門の長が参加してそれぞれにヒアリングしていただいたので、3時間はかかったと思います。課題はすべて把握しているつもりだったのですが、ワークショップのなかでまだ噴出していない潜在的な課題にも気付きましたし、こんなところが気に入っているといったポジティブな話も聞くことができました。
アンケート調査で従業員の意見を集めると、文字で表現するためか、統一感のある回答になってしまいがちなんです。ワークショップだからこそ出た意見もあるでしょうし、改めて従業員の考えを知る貴重な機会になったと思います。
データに基づく良質なコンテンツ発信で、閲覧数&コンバージョン率が上昇
ーー英語のコンテンツ戦略について、実感しておられる効果や成果はありますか?
島村さん 英語のウェブサイトで基本的な情報は発信していたのですが、SEO対策を含めて読みごたえのあるコンテンツになるように調整していただいたことで、さらに伝わりやすくなったと感じています。ホテルとしてどうアプローチしていきたいのかをきちんと理解したうえで進めてくださるので、安心してお任せしています。
私たちで収集できる情報には、どうしても限界があります。とくにここ数年は、コロナ禍で海外との行き来が難しくなり、ざっくりとしたターゲットはあるもののどういった方向で商品をつくってお出しすればよいのか悩むことも少なくありませんでした。そうしたなかでも、海外事情に詳しいTAMLOさんのご意見やアドバイスは、実際の商品づくりやPRに活かされています。
眞田さん 水際対策が強化されたときにも、こちらの事情を理解してくださって、フレキシブルに対応していただきました。海外だけではなく、国内の英語話者の方たちに向けたアプローチについてもご提案いただきましたし、ロンドンのチームと連携しながらより響く英語のコピーを考えてくださったんですね。海外にも国内にもちゃんと目が向いていて、データに基づいた提案をしてくださるので心強く思っています。
ーー広告運用やプレスリリースでは、旅行業界の事情や状況を踏まえたアプローチも求められるかと思います。そうした施策についてはいかがでしょうか?
島村さん 2022年に入ってからお願いしているのですが、いつも柔軟に対応してくださっています。PRについては、海外の方とのやり取りのなかで想定外のこともあるとは思うのですが、インフルエンサーマーケティングに関する知識も豊富にお持ちなのでいろいろと相談しやすいですね。
眞田さん TAMLOさんにお願いして、コンテンツとプレスリリースの作成をワンストップで進めてもらえるのはすごくいいなと思うようになりました。私たちが出したいタイミングで、背景を踏まえて適切なキーワードをリサーチしてご提案いただけますし、より読み手に届く内容になっています。
ーー2021年の秋からは、日本語のSEO記事作成もお手伝いしています。
西山さん まず、文章の校正がほぼ必要ないことにとても感謝しています。わかりやすくて内容も的確ですし、すごく助かっています。方向性をまだ詰めきれていないようなフワッとしたテーマでお願いしたときにも、データに基づいた構成案を考えて提案してくださるのでありがたいです。
ーー具体的に感じておられる効果はありますか?
西山さん 日本語の記事を最初に手掛けたのは2021年の秋ですが、2022年に入ってからどんどん閲覧数が増えてきました。このコンテンツをきっかけに、ホテル椿山荘東京のウェブサイトをご覧いただければと考えているのですが、その目的を少しずつ達成できていますし、手ごたえを感じています。
また、日本語記事の閲覧が、実際のご宿泊やレストラン、イベントのご予約にもつながっています。別のところから入ってこられた場合でも、記事がご予約の後押しになっていることが想像できますし、具体的な数字にも表れています。
認知度の拡大につながる戦略を、ともに考えていきたい
ーー最後に、TAMLOが提供するサービスの活用を通して、今後考えておられる展開についてお聞かせください。
西山さん 私自身、日本語記事の作成に関わることで、これまで知らなかったホテル椿山荘東京の楽しみ方に気付くことが多いですし、まだまだいろんな可能性があると感じています。これからもこのホテルの魅力を積極的に発信して、従業員はもちろんお客さまにももっと知っていただきたいですし、実際のご来館につなげることができればと思っています。
島村さん コロナ禍の影響を受けて、インバウンドでは厳しい状況が続きましたが、環境が改善されるなかで今後はこれまでになかったようなお問い合わせも増えてくるかと思います。TAMLOさんはきっと、どんなことにもフレキシブルに対応してくださるでしょうし、引き続きお力添えいただければうれしいです。
武村さん 当ホテルでは、広大な庭園を舞台とした「東京雲海」の幻想的な風景をお楽しみいただけます。海外からお越しになられるお客さまにもご好評いただいておりますし、今後インバウンドが回復するなかで実際に体験された方がどのように感じてくださるか、とても楽しみにしています。
東京雲海のほかにも、さまざまな節目に当ホテルをご活用いただきたいですし、新たなプランを積極的に考案し、発信していきたいと思っています。より多くの方にご興味を持っていただけるように、引き続きお手伝いいただければありがたいです。
眞田さん 今後は、これまでのサポートを継続していただきつつ、商品づくりについてもTAMLOさんならではのデータに基づいたご提案をしていただけるとうれしいです。東京雲海という当ホテル独自の体験も、「日本に行くなら東京雲海」と思っていただけるくらいに認知度を拡大していきたいですし、たくさんの方に響くようなアプローチの方法をこれからも一緒に考えていただければと思っています。